遊牧民

大地を枕に寝そべってみれば 星の海にのまれる
僕の心まっさかさまに落ちる 海の底まで沈む

空に流れる雲のかけらが オレンジ色に染まる頃
あの丘のむこうへ馬を走らせ 君に逢いにゆこう

ああ広がるこの大陸は何処までゆくの
ウォンウォンとうなる風は大地を揺らし
ああ いま僕をたたみこむ

疲れを知らぬ馬の走りは 夢見る君の像よ
雨にさらされ 風にさらされ 強き意志となれ

ああ燃えさかる人びとが風を呼ぶよ
ウォンウォンとうなる風は大地を揺らし
ああ いま僕をたたみこむ

OH YEAH OH 遥かかな山を越え 雲をつきぬけて
OH YEAH OH 終わりなき旅を続けるの

OH YEAH

丘を越えたら 草原のかなたに 君の家はもうすぐそこ
まんまるい口で 喜びを歌おう 君に届かせよう

ああ広がるこの大陸はどこまでゆくの
ウォンウォンとうなる風は大地を揺らし
ああ いま僕をたたみこむ

OH YEAH OH 遥かかな山を越え 雲をつきぬけて
OH YEAH OH 終わりなき旅を続けるの

OH YEAH

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BAND処女航海
WORDS(匿名)
MUSIC(匿名)
URLhttp://www.rinc.or.jp/~orca/shojok.html
COMMENTイメージとしてはモンゴルの大平原。歌い出しは夜です。雲ひとつない「銀河」と地球を背負った「私」が一体化していきます。そのうちに朝がやってきて馬と共に「君」の家へむかいます。とにかく雄大な大陸を表現したかったのです。「風」はスケールの大きさを表現するべく使われた言葉でもあります。

メンバー全員でこの曲をあわせて演奏したことは一度もありません。多くの人から「ライブで演ってください。」とリクエストを受けますが、ワンマンライブでもなければ演ることはないでしょう。(ワンマンなら時間も場所も使いたい放題なのでゲストギタリストをいれたりパーカッションを置いたり出来るので演るでしょう。)

この曲は3本のアコースティックギターとボンゴ・ベース・オカリナの音で伴奏されています。坂本の歌にあわせて私がハモっています(坂本と私の声が似ているとよく言われますので念のため)。録音場所は『五時起き』や『星を眺めて』を録音した某スタジオ。時は’97年の1月初旬。年末からの連日の徹夜作業に疲れ果ててメンバーもプロデューサーも爆睡しているなか、起きていたのはエンジニアと私だけという状態でギター録りから始まりました。

ガラスにしきられた部屋のなかに1人でギター持って座る。マイクが1本足元から右肘あたりを狙っていました。もともとピアノを録る部屋なので私のすぐ横にはグランドピアノが1台置いてありまして、それを失礼ながらテーブルにしてスライドバーをつけたり外したりして弾いたものを録音しました。私はギターを弾くときに大きく呼吸するクセがあるのですが、この曲のスライドギターソロのところに息の音までしっかりと録音されちゃっています。今回のエンジニアはこの手の「生だからこそ生じるノイズ」が大好きでして、そのままになっています。